SONY

17日発売の最新号「週刊現代」(3月1日)に「ああ、『僕らのソニー』が死んでいく」という記事が掲載されている。リードに「かつての幹部が実名で告白」とある。告白だから、いままで語られなかったことがようやく明るみに出るのかと思いきや、これじゃ、…

「禁煙ファッショ」という言葉

先日、帰宅が深夜になったため、タクシーを利用した。クルマが首都高に入ると、運転手さんが「煙草吸われますか。吸ってもかまいませんよ」と言い出した。「でも社内は禁煙でしょう」と尋ねると、「ええ、そうですが、高速に入ると誰も見ていませんから」と…

昨年書いた4Kテレビの記事(宝島)を再録

2012年3月期決算で、シャープ、ソニー、パナソニックの大手家電メーカー3社は、テレビ事業の不振から巨額の最終赤字を出した。 現在、世界のテレビ市場を牽引しているのは、サムスン電子とLG電子の韓国勢であり、日本メーカーを追走するのはハイセンスなど…

プロンプターを見ながら記者会見に応じる安倍首相

記者会見でプロンプターを使うということは、事前に記者の質問内容が分かっているということだ。事前に質問内容を把握し、その模範解答をプロンプターに映し出し、首相が読む。まさに「上手に読める」首相のできあがりだ。 プロンプターの存在は新聞を始め日…

2013年6月のソニーの株主総会

ソニーの株主総会が6月20日午前10時から新高輪プリンスホテル(旧名、新名失念)で行われた。会場出席者数は約1万人(昨年の9300人よりも多い)。郵送やインターネットでの参加吸うは18万8000人だった。 メディアに用意された別室の「モニター室」で株主総…

樋口毅宏「タモリ論」(新潮社、2013年)を読む。

作家・樋口氏の「タモリ論」は、アマゾンのレビューで最低評価の☆1つと、最大評価の☆5つがほぼ同数の支持を得るという話題の書である。この摩訶不思議なレビュー模様は、どういうことなのか。それが自分なりに理解したくて、嫌いなアマゾンで購入し、早速…

「太平洋の試練」(文藝春秋)から学ぶこと

二〇一二年三月期決算で、シャープ、ソニー、パナソニックの大手家電メーカー三社は最終損益で巨額の赤字を計上した。その合計は、一兆六千億円を超える。一三年三月期もパナソニックは七千億円、シャープは五千億円を超える最終赤字を計上している。ソニー…

8月15日を迎えると、思い出すエピソード

8月15日を迎えると、いつも思い出すエピソードがある。 企業や経済関係がテーマの私は、戦争やそれにまつわる取材をすることはほとんどない。たまに、取材を終えたあと、偶然に話を伺う機会がある。そのひとつに満州からの引き上げ時に悲惨な話があった。 …

U2

『Where The Streets Have No Name』(対訳) I want to run I want to hide I want to tear down the walls That hold me inside I want to reach out And touch the flame Where the streets have no nameI want to feel sunlight on my face I see the du…

ソニーの取締役改革、コーポレイトガバナンスへの取り組みに関するメモ

(1) 1997年 ソニーは「執行役員」制を導入・当時の日本の商法は、企業の取締役会に「業務の執行」と「その監督」という、ふたつの相対立する機能を担わせていた。その矛盾を解消するため、ソニーは「業務の執行」を担当する職務を「執行役員」と命名し、…

日経ビジネスオンラインに掲載されたソニー元会長兼CEO、出井伸之氏への反論

■出井伸之・ソニー元CEOが語る「ガバナンス先進企業」の真実 モノ作りのガバナンスはもはや通用しない 2012年3月19日 月曜日 白石 武志 1970年から社外取締役を導入するなど、日本企業のコーポレートガバナンス(企業統治)改革をリードし続けてきたソニー。…

1億人以上の情報流出 ソニーを誰が殺すのか(「週刊文春」、2011年5月)

ソニーのネットワークからの個人情報の漏洩が、相次いでいる。 最初は4月27日。ソニーは、ゲーム配信サービスのプレイステーションネットワーク(PSN)と映画・音楽の配信サービスのキュリオシティで、全世界59カ国・地域の約7700百万人の顧客情報が漏洩し…

パナソニックの大集合、従業員36万人体制に思う

今年の3月31日付けで、パナソニック電工と三洋電機を「完全子会社」化するパナソニック、もとい松下電器のほうが書きやすいので以後そうしますが、従業員38万人の巨大企業に生まれ変わるという。来年の1月には、現在の16ある事業部門(ドメイン)を…

すっかり失念していた

気がつけば、2010年も残すところ、あとわずかとなってしまっていた。 このブログを始めた時には、毎日、書くつもりでいたが、ついつい……先伸ばしていたら、今日になってしまっていた。月日が経つのは早いというのが、実感させられる。 正直なところ、民主党…

直木賞授賞式&パーティ

友人の白石一文氏が直木賞を受賞した。 その授賞式が東京會舘で行われた。文学系の授賞式に出席するのは初めてだったが、盛大だったのには驚かされた。やはり、直木賞は別格なんだなとしみじみ思った。ノンフィクション畑の私には、知らない顔が多く、変な気…

民主党

政権交代で「何か」が変わると思っていたが、国会で議論の中心が「小沢問題」だけのように報じるメディアにも失望するが、きちんと対応できていない民主党にも幻滅した。 結局、自民党に残っている人たちの政治と自民党から出て行った人たちの政治は、基本的…

JAL問題

鶴のマークとともにナショナルフラッグキャリアとして親しまれた日本航空が、いよいよ政府の管理下に置かれて「再建」の道を辿ることになりそうである。 それにしても、いつも思うことだが、経営不振とか経営危機が叫ばれて外部からの援助、あるいは再建の必…

CES(国際家電見本市)がオープンした。

米国・ラスベガスで年初の最大のイベントとして恒例となったCESが、開幕した。世界各国から有力な電機メーカー各社がこれからの有力な家電製品を出品するので、今年の流行が分かるため注目している。 今年は、どうやら「3D時代」の幕開けのようである。…

ユニクロ帝国(「週刊文春」、2009年12.31/1.7)

週刊文春が不況下で「ひとり勝ち」と称賛されるユニクロ商法と柳井社長を取り上げている。論調は批判的だが、矛先はいまひとつかなという印象だ。 私なりの疑問と問題点を挙げてみる。 1)柳井氏夫妻の二人の息子、合わせて4名の持株比率が約45%。 これ…

2010年

今年は、激動の1年になるのではないかと考えています。 政治、経済、外交、エンタテインメント、企業等々、あらゆるところで「劇的な変化」が起きると予想しています。というのも、日本という国が、ひとつの転換期を迎えているからです。 明治維新以降、西…

田中角栄と小沢一郎

最近の小沢一郎の行動を見ていると、元首相の田中角栄の姿とダブって見えることが多い。政治の「田中支配」を脱するために、竹下登元首相を担いで田中派を飛び出したはずの小沢。自民党を潰すため、新党結成に走った小沢。 しかし田中角栄の「政治は力だ。民…

選んだ人の責任

またまた、問題市長の問題発言が発覚した。 毎日新聞は、下記のように伝えた。 《ブログでの障害者への差別的記述が問題化している鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)は、21日に福岡市であった講演会で「活力ある社会を作るというのは、命の定義に踏…

校了

2年ほど前、業界トップのヤマダ電機の取材をしていたとき、茨城県水戸市に本社を構える「ケーズホールディングス」の社長、加藤修一氏にインタビューしたことがある。社員にノルマなど課すことなく、普通にやってくれれば、それでいいという感じだった。な…

小沢は、やっぱり小沢だった

天皇の政治利用を批判され、逆ギレした小沢。宮内庁長官に「反対するなら辞任せよ」とは、あんたはいったい何様だと言いたくなる。天皇の国事行為は内閣の助言と承認で行うと憲法に書いてある」って、だからといって、天皇は内閣の言いなりになれということ…

今日から初めてブログを始めます

友人から勧められてブログなるものを始めてみようと思いました。 その友人は、もう3年以上も続けているといいます。私も出来るだけ長く続けられるようにと、最初から無理をせずにマイペースで書いていくつもりです。