2014-01-01から1年間の記事一覧

15年前のある「建白書」

資料整理をしていたら、未整理のファイルから感熱紙のFAX用紙が出てきた。 すっかり色褪せ、茶色に変色していたが、そこには懐かしい名前が書かれていた。 いまから15年前、友人が新しく社長に就任したかつての上司に勤務先の会社の問題点を指摘し、その改革…

「週刊東洋経済」の独占インタビューはフェアか

「週刊東洋経済」の鴻海精密工業トップ、テリー・ゴウ氏の独占インタビュー記事を読む。 タイトルが「シャープとのすべてを語ろう」で、中吊り広告は「シャープに騙された」とあったから、かなり期待して読んだ。そして見事に期待外れの記事だった。いつから…

消えゆく「SONY村」(東京新聞)を考える

昨日(7月5日)、ソニー本社会議場で行われたソニーフェア(首都圏の合同展示会)を見学し、現場の「元気」をもらって帰宅。すると、家内が「これ見て、いったいどうなってるの」と東京新聞夕刊を持って、私を迎えた。東京新聞夕刊の一面に「消えゆく「SON…

SONYとリストラ

幼い頃から夢をよく見る。 長じてからは、1日に2本も3本も違う夢を見ることが増えた。 最近では、ソニーがリストラを発表するたびに夢を見るようになった。 取材先でお世話になった人たち、現場(現地)の責任者、中堅社員、若手。あるいは工場の現場でラ…

絶望の国

以前、国内外の鉄道や地下鉄の車両を建造する企業の工場を見学したことがある。そのとき、アメリカの地下鉄の車両がとにかくガタイは頑丈、重い鉄鋼類をたくさん使われているように見えたのに対し、日本のそれは車体は洒落たデザインとともに軽く、スピード…

ラスベガス

ラスベガスを舞台にしたCSI(科学捜査班)をHuluで視聴していると、いろんなことを思い出す。 初めてラスベガスを訪れたのは、いまは廃止になった世界最大のPCの見本市「コムデックス」の取材だった。当時、ソニーは家電メーカーの中でデジタルネットワーク…

SONY

17日発売の最新号「週刊現代」(3月1日)に「ああ、『僕らのソニー』が死んでいく」という記事が掲載されている。リードに「かつての幹部が実名で告白」とある。告白だから、いままで語られなかったことがようやく明るみに出るのかと思いきや、これじゃ、…

「禁煙ファッショ」という言葉

先日、帰宅が深夜になったため、タクシーを利用した。クルマが首都高に入ると、運転手さんが「煙草吸われますか。吸ってもかまいませんよ」と言い出した。「でも社内は禁煙でしょう」と尋ねると、「ええ、そうですが、高速に入ると誰も見ていませんから」と…