2013-01-01から1年間の記事一覧

昨年書いた4Kテレビの記事(宝島)を再録

2012年3月期決算で、シャープ、ソニー、パナソニックの大手家電メーカー3社は、テレビ事業の不振から巨額の最終赤字を出した。 現在、世界のテレビ市場を牽引しているのは、サムスン電子とLG電子の韓国勢であり、日本メーカーを追走するのはハイセンスなど…

プロンプターを見ながら記者会見に応じる安倍首相

記者会見でプロンプターを使うということは、事前に記者の質問内容が分かっているということだ。事前に質問内容を把握し、その模範解答をプロンプターに映し出し、首相が読む。まさに「上手に読める」首相のできあがりだ。 プロンプターの存在は新聞を始め日…

2013年6月のソニーの株主総会

ソニーの株主総会が6月20日午前10時から新高輪プリンスホテル(旧名、新名失念)で行われた。会場出席者数は約1万人(昨年の9300人よりも多い)。郵送やインターネットでの参加吸うは18万8000人だった。 メディアに用意された別室の「モニター室」で株主総…

樋口毅宏「タモリ論」(新潮社、2013年)を読む。

作家・樋口氏の「タモリ論」は、アマゾンのレビューで最低評価の☆1つと、最大評価の☆5つがほぼ同数の支持を得るという話題の書である。この摩訶不思議なレビュー模様は、どういうことなのか。それが自分なりに理解したくて、嫌いなアマゾンで購入し、早速…

「太平洋の試練」(文藝春秋)から学ぶこと

二〇一二年三月期決算で、シャープ、ソニー、パナソニックの大手家電メーカー三社は最終損益で巨額の赤字を計上した。その合計は、一兆六千億円を超える。一三年三月期もパナソニックは七千億円、シャープは五千億円を超える最終赤字を計上している。ソニー…

8月15日を迎えると、思い出すエピソード

8月15日を迎えると、いつも思い出すエピソードがある。 企業や経済関係がテーマの私は、戦争やそれにまつわる取材をすることはほとんどない。たまに、取材を終えたあと、偶然に話を伺う機会がある。そのひとつに満州からの引き上げ時に悲惨な話があった。 …